荏油で保護

“はじめ国際”に置くテーブルの補修も後は仕上げだけ。

前回のボアステインは木材を染色するものです。
天板の表面に保護膜を作りません。
そのため、冷たいコッブをテーブルにおけば、水滴が染み込んで輪染みが残ります。
そのままでは、テーブルとして使えません。
そこで、荏油を塗布して保護膜を作ります。

【荏油 perilla oil】
エゴマの種から得られる淡黄色の油。エゴマ油ともいう。荏油を構成するグリセリドの脂肪酸としては,高度不飽和脂肪酸が多い。代表的乾性油で,きわめて容易に重合,硬化する。(世界大百科事典第2版より)

荏油のような乾性油は塗布表面に浸透して硬化します。
油なのに硬化することでサラッと乾いた手触りに変わります。
塗布面は鈍い半艶になります。
半艶は木目が落ち着いて見えるのでよいものです。

この荏油も布切れで天板に広げるように塗ります。

こちらが荏油を塗布したものです。

念のためなら、蜜蝋入りのワックスを更に塗ってもよいでしょう。
これで”はじめ国際”に置くテーブルができました。

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