被写界深度を実験してみる

被写界においてピントが合って見える奥行き範囲を、【被写界深度】といいます。

こちらは、焦点距離30mmF値1.8で撮影した2枚です。
F値が小さい(絞り開放寄りの)ため、被写界深度が浅くなっています。


上の写真は3体の人形を斜めから撮影しています。
前後の猫人形がボケることで,中央の猫人形が主役として強調されます。
これはこれで面白いです。
でも、もしも複数の被写体全てにピントを合わせたい時はどうしたらよいでしょう・・・・。


こうして撮れば、浅い被写界深度でも、複数の被写体にピントを合わせることができます。
3体の猫人形が揃って、主役になっています。
正面から撮っただけのようですが、被写界深度が浅い場合には、カメラの位置と向きを細かく調整する必要があります。

まず、ピントを合わせたい複数の被写体を一つの平面として頭の中でイメージします。そして、その平面と平行するようにカメラ(レンズ主平面・撮像面)の位置と向きを調整します。

これは、背景をボカしつつ複数人をくっきり鮮明に撮影したいといった場合に役立つテクニックです。
また、沢山の花を接写撮影する場合に、代表の花いくつかにピントを合わせたい場合に役立つテクニックです。
(参考)シャインプルーフの原理

複数の被写体を一つの平面とイメージしてみようと思った方はクリックを
にほんブログ村 写真ブログ 写真日記へ

はじめ国際特許事務所へ戻る